株主・投資家の皆様へ

株主の皆様には、平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
当社第94期(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)の事業の概況につきましてご報告申し上げます。

当期の概況

 当連結会計年度の当社グループの主要な取引先の国内自動車生産台数は、4月に発生した熊本地震の影響で一時的に落ち込んだ台数分を挽回し、前年度と同レベルとなりました。
 海外における当社グループの主要な取引先の自動車生産台数は、小型車減税により需要が増加した中国、景気が回復傾向にあるインドネシアでは前年度を上回る結果となったものの、その他の地域では前年度と同レベルとなりました。

 このような状況のなか、当社グループでは総費用低減活動や製造工程の改善による生産効率の向上に加え、世界規模での拡販活動を行い、収益体制の強化を進めてまいりました。

 今後、日本経済は緩やかな回復が続いているものの、消費税増税が延期されたことにより自動車の国内販売は上振れ要因に乏しく、生産台数も減少傾向が続くと予想されます。
 海外では新興国の経済成長は回復基調にありますが、米国新政権の諸政策や為替レートの変動が懸念され、先行きは不透明な状況にあります。
 自動車市場は、日本・米国・欧州などの先進国市場が成熟期を迎えている一方、新興国市場は今後も拡大が見込まれます。当社グループといたしましては、新製品・高付加価値製品の提供、新規需要の創造、新用途開発等により競争力強化を図り拡販受注に取り組んでまいります。

 また、中期経営計画を着実に実行し、設備や物流など製造工程のさらなる改善を進め、生産量の変化に柔軟に対応できる仕組みを構築し、生産効率を向上させてまいります。また、これらの改善活動を海外拠点にも展開していき、グローバルな市場でグループ全体の競争力を高めてまいります。

 

 このように市場の要請に確実に応えることができる体制を強化し、持続的な業績拡大への取り組みを続けてゆくとともに、コンプライアンスを重視した透明性の高い経営の実現により、すべてのステークホルダーから愛される企業を目指してまいります。

 株主の皆様におかれましては、引き続き変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

平成29年6月